バイリンガル韓国通スンちゃんの日韓の架け橋

日本と韓国、日本人と韓国人の微妙な差について語ります。

バイリンガル

バイリンガルって何だろう。
簡単に言うと2ヶ国語を母国語としている人間のことだが。
僕は日本語と韓国語においては確かにバイリンガルである。
今は仕事の上で韓国語と日本語の同時通訳をしかも何の原稿もなしで行きあたり

ばったりの会議で4~5時間は休みもなしで 同時通訳をすることもざらだが、

これはプロ(同時通訳の)方に聞けばわかることだが普通はとてもではないけど

一人で ここまで同時通訳をすることはない。
最低でも二人が交代で 通訳をするし、事前に原稿をもらってしかもブースの中で

まあ どんなに長くても45分ぐらいで交替する。
それが僕が仕事でこなす同時通訳は全て一人、しかも原稿なしの真剣勝負なのだ。

これは自分で言うのもちょっと引けるが、
この離れ業が出来る人間もそうはいないと思う。
しかも、僕がこれまでやって来た通訳の範囲はジャンルを選ばず30年以上を現場での作業でのみ鍛えてきたので どんなプロの通訳にも負けない自信がある。

それは僕の通訳は勉強を通じて習ったものではなくぶっつけ
本番で身に付けた言わば「戦闘通訳」だからだ。
武士で言うなら、どこかの流派ではないが実践で戦い抜いて
誰よりも強くなった宮本武蔵に近いのかも知れない。

自分でも不思議なのだが、日本語と韓国語は僕の頭の中では
いつでもオートマチックに変換され自然と出てくる。
ただ、もっと不思議に思うのは日本語をしゃべっている自分と
韓国語をしゃべっている自分が微妙に違うと言うことだ。
特にお酒を飲みながら韓国人の友人と日本人の友人が
一緒にいる席等ではこの微妙な違いに自分でも「あれっ」と
思うことがある。

僕はどこに行っても日本語だけでしゃべっていると日本人に
韓国語だけをしゃべっていると日本語を全くわからない韓国人に思われる。

このため笑ってしまうハプニングも結構あった。
その詳細はいつかまた書きたいと思う。